フライさんが最後まで翻意もせずに組織に対して敵愾心と強い憎悪を持ったまま裏切者として終わったから振り返る際に彼は分けておくのが普通かなとは思うけど、でもエキセントリックな隊長、声のデカい肉体労働担当の動の男、物静かな頭脳担当の静の男、そして背後に控えるカリスマ性と覚悟と美学を備えた女組織長という構図がキマり過ぎていて排除出来ない(敵に位置する人を悪として排除するようなノリの原作でもない)
そこに異民族の少女が接触し、組織長から多大な影響を受け、隊長と相互に信念を交換し、また隊長とフライさんは表裏の関係にあり、レヴァンドロフスキくんは少女に失われた妹への親しみのようなものを感じている構成が美しい