早くも1月が終わりかけており恐ろしいのですが、お正月に読んだ2025年最初の一冊はフランソワ=アンリ・デゼラブルの『傷ついた世界の歩き方 イラン縦断記』でした。
フランス人の著者が2022年、マフサ・アミニの死に端を発した「女性・命・自由」運動が全土に広がったイランの町を東から西の端まで巡る中で出会った人々を通して、抑圧に抵抗する姿をはじめイラン国内の実情が見えてくる。
ユーモアとエネルギーに溢れた、軽妙な語り口だけれどとても真摯な旅行記です。
フランス人の著者が2022年、マフサ・アミニの死に端を発した「女性・命・自由」運動が全土に広がったイランの町を東から西の端まで巡る中で出会った人々を通して、抑圧に抵抗する姿をはじめイラン国内の実情が見えてくる。
ユーモアとエネルギーに溢れた、軽妙な語り口だけれどとても真摯な旅行記です。
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本書に出てくる人々の状況がより理解できる副読本として、「女性・命・自由」運動を経たテヘランでの変化が分かる金井真紀『テヘランのすてきな女』や、女子刑務所の実態を聞き書きしたナルゲス・モハンマディ『白い拷問 自由のために闘うイラン女性の記録』もおすすめです。