私がごんぎつねの続き書いていいなら「ごんを撃ってしばらくした後兵十はごんの骸を見ながらある事に気がつきました、それは亡くなった母との思い出が年老いてからしかなく、幼かった頃の母の思い出が全くないことにです。『何故年老いた母の記憶しかないのか?』恐怖に駆られながら兵十は、自分の本来の姿はこうでないことに、自分は長いこと変化の術を続けるあまり本来の記憶を失っていたことに、自分もまた一匹の化狐であることを思い出しました。息子を亡くした哀れな老婆を気の毒に思っていたことを、そして木の実を届けていてくれた『ごん』と自分が呼ぶ狐こそが、自分を愛してくれる母親だったことを」こう書きます
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