セトが獣化した原因は、封印されていた鎖狼の王が解き放たれたから。それを引き起こしたのはテオであり「特定の行動による世界線の増加」実験の為。それにより、「人の姿で幸せに生きる」はずだったセトの現実が改変された。鎖狼の王が復活した影響は大きく、平凡な犬獣人だったリウが鎖狼として覚醒した。

セトは自身が獣化し切る直前、妹のリトを殺した。
それは自分のように苦しんで欲しくないというセトの想い、セトとの思い出を忘れたくないリトの希望……だが、本当はリウの呪術、精神汚染でそう仕向けられた結果。

リウは、素質があるのに鎖狼として生きる選択を取らずに抗おうとする2人を、鎖狼族の愛を拒絶したと捉えた。