中学からの友達(大学教授)と久しぶりに話していて、医学生物学の学問としての特性の話になった。
物理学や情報科学といった分野には明確な階層性があって、あるレベルより基礎的な階層は、深く理解しなくても使えればよい、ということがある。例えば、情報科学に出てくる統計数理は、定理の証明を自力でできなくても、定理を知っていて使えればよい。すべてを完璧に理解するには人生は短すぎるので、この見極めが大切になる。
一方、医学生物学は、基礎的な階層を理解しないまま、上の階層を研究するのが難しい。免疫学をやっているからといって、生化学や遺伝学の基本概念は暗記だけしておけば良い、とはならない。
物理学や情報科学といった分野には明確な階層性があって、あるレベルより基礎的な階層は、深く理解しなくても使えればよい、ということがある。例えば、情報科学に出てくる統計数理は、定理の証明を自力でできなくても、定理を知っていて使えればよい。すべてを完璧に理解するには人生は短すぎるので、この見極めが大切になる。
一方、医学生物学は、基礎的な階層を理解しないまま、上の階層を研究するのが難しい。免疫学をやっているからといって、生化学や遺伝学の基本概念は暗記だけしておけば良い、とはならない。
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