久々にジェイムソンをコリコリ読んでますが(今は『目に見えるものの署名』)、ジェイムソンのジャンルに対するこだわりはかなり重要だと思うんですよね。この本でもそうですが、いたるところで「ジャンルの歴史性」を問題としている。それによって、普通は比較されないジャンル間の比較のための視点を導入している。これは、私が大学院生のころにジェイムソンから決定的に学んだことだったように思います。

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