少女は龍使いの一族の末裔だった。もはや龍を操る力などなかったが、捕らえられ、遠い王国へ運ばれる。少女は、冷酷で横暴な王太子がすすり泣くのを見た。すまなかった。お前をさらったのは俺だ。この国の王族は龍の血をひく。どうか、俺が龍か、父上の実子か、確かめてほしい……
#140字小説
再掲です
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