まだくっついてないジェイフロ。あんま調子良くない日の🦈くん。“お仕事”で横着しようとした結果、相手に仕組まれた毒をまぁウツホ゛なら大丈夫でしょってそのまま飲み干しちゃって普通に死にかける。作戦無視したから🐙はもちろん激おこだし🐬にはそもそも“お仕事”の事共有し忘れてて、寝耳に水状態の🐬に盛大に拗ねられるしで散々だなぁってなってる🦈。
「ねぇ〜〜いい加減機嫌なおせってぇ」
自室のベッドの上。先ほどからずっと、己の腹に顔を埋めて微動だにしない片割れを上から見下ろして、声を掛ける🦈くん。相変わらずの沈黙に溜め息を零してどうすっかなぁなんて天井を仰ぎ見ていると、背中に回された腕にさらに力が入って
「ねぇ〜〜いい加減機嫌なおせってぇ」
自室のベッドの上。先ほどからずっと、己の腹に顔を埋めて微動だにしない片割れを上から見下ろして、声を掛ける🦈くん。相変わらずの沈黙に溜め息を零してどうすっかなぁなんて天井を仰ぎ見ていると、背中に回された腕にさらに力が入って
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「…………ひどいです」
「ぁ?」
唐突に喋り出したかと思えば壊れたラジオのように同じ単語を繰り返す🐬にパチパチと瞬きを繰り返す🦈くん。よく分からないが、🐬は🦈から“仕事”のことを聞かされていなかったのが余程イヤだったらしい。悪かったとは思うが、それはそれとして今の状況は正直面倒臭い。ん〜と考えて、ア、と思い浮かんだ案をさらりと紡いだ。
「ジェイト゛もオレに“ひどいこと”していいよ」
🦈がひどいことをしてしまったというのなら、🐬にもしてもらえばいい。
「……後悔しても知りませんよ」
固い表情のそれとは裏腹に存外繊細な響きで落とされた呟き。その違和感に🦈が気づくよりも早く、動きを見せた🐬にグ、と肩を押されてシーツに頭を預ける🦈くん。さて何をされるだろうか、2週間のキノコ料理?それともシンプルにグーパンでも飛んでくるか、だなんてつらつらと考えていると目の前で🐬ががぱりと大きく口を開いた。近づいてくる鋭い歯列を眺めながら、成る程ウツホ゛らしいなと迫り来る痛みに備えて目を瞑る🦈を
「……っん?」
思わず目を見開く🦈。首元を甘噛みされている。てっきり流血沙汰からの🐙の雷二回目かと思っていたのに。拍子抜けだ、と🦈が身体の力を抜いた瞬間、今度はべろりと首筋を舌でなぞられて知らず肩が跳ねた。
「ッ、ちょ、なに…」
ちゅ、ちゅ、と肌に落とされる唇がむずがゆくて、意味がわからなくて、身を捩る🦈を咎めるように🐬の指が🦈の手を捕まえて其処に縫い付けられる。逃げるなと言いたいのだろう。別に端からそんなつもりはないというのに。
ふろいど、と呼ばれて、欲を孕んだ瞳と目が合う。ああこれはそういう行為かと🦈が理解すると同時に唇が重なった。
散々に好き勝手した舌がようやく離れる。つぷん、と二人の間を繋ぐ系が途切れて唇に落ちた。弾む息を整えるのに必死な🦈を静かに見下ろす🐬。
「……傷つきましたか?」
「……ッはあ、…ハ?」
「気持ち悪かったでしょう、“兄弟”にこんなことをされて」
これで、おあいこですね。
そう言って目尻を歪めて笑う🐬は一言で言えば酷い顔をしていて、ぽかんとする🦈。馬鹿じゃんこいつと、内心でツッコミを入れる。これのどこがおあいこなのか。🦈よりよっぽど傷ついた顔を晒しておいてよくぞそんな台詞を言えたものだ。
そもそも、🦈はまったく傷ついてもいないのだけど。
「ジェイト゛って変なところで馬鹿だよなぁ…」
「……フロ、」
まぁいい。分からないのなら分からせてやろう。
鼻先が触れ合うくらい近くから惑う瞳を見つめて、🦈はとろりと笑う。
そうして、ミルクジャムのような甘さを孕んだ声で「もっと“ひどいこと”して」と囁くのだった。
両想いイチャイチャハッピー🐬🦈エンド🥳✨💕