ニュアンス的にはわかりにくいだろうが、たぶん今の芸人や喜劇やギャグ漫画家などはお笑いが無条件に肯定される時代であるせいで、「喜劇」よりも「バラエティ」に近いノリと空気重視の組み立てになっていると思う。
つかこうへいや筒井康隆の舞台や作品などに顕著であるが、「ゲスな笑いだからこそ、そう言わせない綿密な計算と緊張感を組み上げる」ものではなく、なんとなく「お前オモロイ」とまっちゃん(松本人志)が言えば笑うような「空気とノリ」でリードされるようなものに変わってしまったように感じる。
擁護すれば全盛期の松本人志のコントや漫才にはそれはあったと思う。
今の笑いはSNSの大喜利みたいなノリと空気だろう。

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