「あの世界は、破滅を招く」

理性の監獄に獣を封印し帳を落とすが、どこかで格子の先の世界に羨望の眼差しで見ていたのかもしれない。

長い年月の後、監獄の中で衰弱し、忘却の彼方へ送られたモノと思われていた獣は遠くの世界に一筋の「何か」を見た。

実に久しい、その感覚。

両眼を見開き、心臓は強く脈動し、まるで渇いた土壌に染み渡る水を得たしたような潤いを覚え、涙し震えた。

力が漲る・・・!!!

耳を劈く咆哮と、檻が破壊された轟音が響き、あの世界を目指し獣は一目散に監獄を疾走する。

そして―― 「何か」が見えた。

「ヒカリだ!!!」

ブルーアーカイブはじめます。
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