ローズマリ・サトクリフ、懐かしい。 淡々として素朴な描写がやたらリアルで引き込まれた覚えがあります。 昨今のキラキラした中世ファンタジーの真逆を行く 「灰色と茶色」「革鎧と錆びた剣」といった質実剛健な空気感がたまらない。「異世界モノ」にどっぷりつかった読者にこそオススメしたい。