「昼休みの時間が過ぎた。国境を守る役人が帰ってきて、きみは運転を続けた。その晩、マナガのホテルで、再び彼のことを考えた。コントラ軍によってすでに何度か攻撃された国境の部署を守るために立っていた彼のことを。数ヵ月後、きみは家に戻り、読み続けた。ドル、弾丸、人体の数、その数をまとめるために定式化された原理を、客観的に捉え、解釈するために、そしてそこから実際的な指示を算出し、そうした指示を著述家にたいして理解できるものにし、他の人びとにとって説得力あるものにするために。それは、また別種の距離を、きみと彼とのあいだに置く作業であった。」
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