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jiinkant.bsky.social
高さと重さがカメックスと同じです。 Academic Book Editor (Shumpusha) / PhD Student, Social Anthropology and STS (Osaka Univ.), fieldworking in Hokkaido / Chef at home https://x.gd/6d2DZ [website] https://researchmap.jp/jiinkant [researchmap]
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今年めっちゃ人類学だな。

札幌!!暑い!!!!

オーバーツーリズムの話、特定の地域の住民が実際どうやって生活しているのか、公共交通機関やスーパーをどのように組み合わせて生活しているのかの詳細とセットじゃないと、雑な批判にならないかというのは気になる点(京都で2年間だけだが四条河原町なんていう「住むところじゃない」街に住んでたときに感じたのは、住民と観光客のあいだにはそれなりにモザイク状の住み分けがある、その気配) オーバーツーリズムの話、「地元のアイデンティティや文化」とか濃淡ある排斥主義的感情が積み込まれている一方「実際住民はどう生活しているの」があんま見えない

今年度はなんかなんでも頑張れる気がする(根拠なし)

ギギさんといえばみんな一度は読んだジェル解説論文

英語圏から見た日本の「推し活」評。 推し活の消費主義批判に対し、著者は推し活を”緩慢だが根底的な社会変革”だと、比較的肯定的に論じる。日本では特に若い男性において恋愛や結婚への期待が低下し、一時的孤独からの逃避が時間単位で購入できる市場が形成されているが、それに対して推し活は新たなコミュニティ形成の場ともなっており、人々の新たな関わり(親密な関係性)を生みつつある、と。 著者のファビオさんはロンドン大学SOAS所属の人類学者(昔東大にもいた)。日本学科の卒論では推し活が人気テーマになっているに違いない。 theconversation.com/oshikatsu-th...

いまスープカレー食べたらたぶん本当にキマるんだが頑張って帰る。

確かなことではないが、どうやらANTの「人間と非人間を対称的に扱う」そのやり方は、ストロングプログラムをもじったものであるし、またそれは科学者たちがやっているやり方に倣っているものであるというのが、カロンのホタテ論文からわかった。たぶん。

(ラトゥールの『諸世界の戦争』が2002年なの、あまりにも早いな)

「昼休みの時間が過ぎた。国境を守る役人が帰ってきて、きみは運転を続けた。その晩、マナガのホテルで、再び彼のことを考えた。コントラ軍によってすでに何度か攻撃された国境の部署を守るために立っていた彼のことを。数ヵ月後、きみは家に戻り、読み続けた。ドル、弾丸、人体の数、その数をまとめるために定式化された原理を、客観的に捉え、解釈するために、そしてそこから実際的な指示を算出し、そうした指示を著述家にたいして理解できるものにし、他の人びとにとって説得力あるものにするために。それは、また別種の距離を、きみと彼とのあいだに置く作業であった。」

いろいろな研究者の集まりを半歩引いて眺める機会に恵まれている。

関西の湿気を感じるぜ

環境美学おもろいし自分の研究にいよいよ関わるなと、青田麻未『環境を批評する』あらためて読んでる。マシューズっぽい言説を目にすること多し。

『図説 人新世: 環境破壊と気候変動の人類史』読了。 「無知と否定」という章では、気候変動対策を阻止したい勢力による科学研究の攻撃やロビー活動など、「戦略的無知」がどのように展開しているかを紹介する。 そんな中『環境危機をあおってはいけない 地球環境のホントの実態』という本(日本での出版は2003年、訳者は山形浩生氏)に批判的な言及がされていた。 著者のロンボルグは「地球温暖化は、決して主たる環境上の脅威ではない」と断言した気候変動否定論者で、デンマーク政府からも「科学的に不誠実」のお墨付きを受けている。 こうした「科学的に、冷静に」を装った実は非科学的な本、日本でも多く出版されてるのよね…

この本うちの科学人類学の学部生授業でも使っています(去年それのTAしてた)が、ディープタイムの話とかまさに人新世的な話題でおもしろかったです。ちなみに著者パルソンは人類学者でPhDのsupervisorがインゴルド。

直感に従い入った、toeみたいな雰囲気の若旦那が揚げているトンカツ屋、人生ベストだった。

ウィルソンとサイバネティクス、自分の中でほとんど自明、というかすでによく知られた事実かと思っていろいろ考え進めていたが、よう考えたらほとんどハラウェイ1人だけが40年前に指摘してたようなことだったわ。

"アリの複雑な生態の解明に多大な貢献をし、「社会生物学」で自然科学と人文学に一大論争を巻き起こし、「バイオフィリア」で生物保護の重要性を訴えたエドワード・O・ウィルソン。巨大な功績ゆえに広く理解されているとはいいがたいその全容を丹念に紹介し、ウィルソンの幼少期の失明、父の自殺、大学のポスト争いなどライフヒストリーを同時に描き出し、ピュリッツァー賞作家がその手腕をおおいに発揮して圧巻の評伝としてまとめた1冊" リチャード・ローズ/ 的場知之 訳 『生物学を進化させた男 エドワード・O・ウィルソン』 comingbook.honzuki.jp?detail=97847...

「社会学・人類学のカッケエ用語」の数年来不動のマイベストこと、「オントロジカルゲリマンダリング」[Woolgar and Pawluch 1985]

鳥学会でポスター発表なにしようか2択あって、手法が(自然科学の人にとって)まだわかりやすいものと、かなり縁遠いものどちらにするかなー。

「学習者は「否応なく」実践者の共同体に参加する」なんだよね、レイヴ&ウェンガー。

そしておそらく微妙に間に合っていない気がする。

JASCA大会の各社のバナーみてると、うちもGIFつくりてえなと思ってくるよな、ちょうど動きそうなオブジェクトあるし キャリアトーク企画、裏被りで参加できず残念。自分は今後大学教員にならないことだけは決めているので、みんなどんな感じか雑に喋りたい。

いま活用できていなかった大量の電子化文献やためこんだ論文が活用できることがわかってきたので、文献整理に鬼ほど時間とかしている

ギアツがかつてなく響く。人類学者は村を研究するのではなく、村で研究するのであり 、小さな事実が大きな問題について語るように仕向けるのである。

ダグラスとハッキングの仕事に気がついた矢先に、スペルベルの関連性理論がグライスを踏まえてのものということを知ったり。

身欠きニシン、あまりに味がする

さすがに今日は脳が擦り減った