この週末は大学時代の思い出に浸りつつ、元下宿近くの公園で日向ぼっこしながら加藤よしきさんの『たとえ軽トラが突っ込んでも僕たちは恋をやめない』をついに読んだわよ!物書きとしての加藤さんは読み手の秘孔を突く唯一無二のセンスがあり個人的にも尊敬の対象なのだが、本作もジャパニーズ・ギーク・カルチャーのフレーバーをふんだんにまぶした歯切れの良い文体と鋭い人物描写が冴え渡り、“サプライズ全裸中年男性理論”でいっそう際立つ“青春”の瑞々しさに感動、そして最終章で提示された物語論にさらなる滂沱の涙を流したのであった―。済東鉄腸さんの『千葉ルー』しかり、旧Twitterで長年知り合いだった方々の大活躍に乾杯!!

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