今年の再見13本目は『ポセイドン・アドベンチャー』を観た。遭難パニック映画は子供の頃は大好きで、この映画も夢中で観たが、弱者や臆病者にハッパをかけながら生存のために突き進むジーン・ハックマンの強引さは子供心に苦手だった。しかし同時に、ボーグナインやシェリー・ウィンタース、ジャック・アルバートソンらの見事なアンサンブルの中でひときわ万華鏡のように複雑な光輝を放つハックマンの真に迫った姿があるからこそ、この映画の熱狂が今も続いているのだ。
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