昨年6月からの持続的暑さと、SNS・YouTube・マスメディアの矛盾言説を見かけては、心身共に、特に脳リソースがほぼ飽和してしまい困っていた。あの頃は『虎に翼』がギリギリ心の支えだったのだが、10月も暑いしトランプ出鱈目だし。
今回の学会の合間に、昨年からのトランプ言説・国内インフルエンサーによるスケープゴーティング言説について、批判的談話分析(CDA)の枠組みで、否応なしにに私が考え続けさせられた過程から予想した、まだ雑駁な仮説(ここでたまに呟いている話)を、信頼できる同業者に伝えることが出来て、胸のつかえがかなり取れた。
結論: 懇親会後、若手の人達とカラオケしてすっきりした(←)
今回の学会の合間に、昨年からのトランプ言説・国内インフルエンサーによるスケープゴーティング言説について、批判的談話分析(CDA)の枠組みで、否応なしにに私が考え続けさせられた過程から予想した、まだ雑駁な仮説(ここでたまに呟いている話)を、信頼できる同業者に伝えることが出来て、胸のつかえがかなり取れた。
結論: 懇親会後、若手の人達とカラオケしてすっきりした(←)
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日常会話・政治・メディアなど様々なコミュニケーションについて、文化・宗教・常識・因習など、どうしても我々に纏わりつく社会規範に、研究者が思う違和感やその背景などを詳らかにする学会です。
文系領域ではあるものの、様々なコミュニケーションをつぶさに観察して仮説を立て、それを「科学的手法」で立証する姿勢に、私は強い共感を覚えます。
私の専門分野は数学で、「計算概念を観察することで計算機の限界を科学的に示したい」と今でも思う一方、女性が多いこの文系学会でも、コミュニケーションを科学的に観察する姿勢が、広く学術研究に通底する帰納・演繹などの論理的思考に共通し、私に居心地が良いのです。
昨今、「論理的思考」「批判的思考」「水平思考」などのネット・書籍解説が多い現状を見た私からすると「皆、困ってるし、売れそうだからその手の多く(≒自己啓発本)が売れてるんだろうなあ」とひねくれた毒印象抱くのは私の欠点。
「批判的談話分析」とは具体的分析手法で、「言説」の聞き手が受けたポジティブ・ネガティブ印象を主観で分析するのではなく、その言説が広がるに至った背景・意図・時代・イデオロギーなど言説外資源も手掛かりして暴く手法です。詳しくはこちら: