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編集者。平和の種蒔き情報サイトPeace&Plant Library管理人。 https://www.peace8plant.info/ 戦争ではなく平和の種蒔きをするために、敬愛する植物と本の力を借りて、情報を発信していきます。
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人生は、常に 新しい出発の時 毎日毎日、旅立って 可能な限り、遠くへ でかけよう!  葉祥明 著『風にきいてごらん』より いま手にしている花、 可能性のつぼみを空へ掲げて。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

本来の自分になった証のひとつは、もう「何者か」になろうとしていない、ということ。何はなくとも自分を愛している自分になるのです。自分を愛している人は、自分もここちよいし、まわりの人もその人といるとここちよいです。こんな確かな平和があるでしょうか。あなた自身から平和がつくれるのです。堂々と本来の自分でいること以上に尊い行為はないはずです。毎日毎日自分の味方をしてあげてください。  服部みれい 著『自分をたいせつにする本』より ほかの誰でもない自分を、きょうも懸命に生きたことへのいたわりを。 メアリーローズという名前の鮮やかなバラを添えて。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

心たのしくすごすよりもすてきなことなんてありませんし、 それくらいかんたんにできることもないのです。  トーベ・ヤンソン『ムーミン谷のすべて』より お日さまの暖かさを感じること。 足元に咲く花に気づくこと。 春の足音に耳をすますこと。 タチツボスミレの花言葉は、「小さな幸せ」。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

 子供の頃、よくわからない言葉というのがいくつもあった。向上心っていうのもその一つだ。  なぜ上の方に行くことがいいことなのか、わからない。丘の上に家があって、そこまで登ってゆくと窓から見える景色がすごくいいというのならわかる。でも、だからといって、ひたすら登りつづける人生なんて想像できるかい? 生きていくってのは、上から眺めたり、下から見上げたり、友だちと海に行ったり、犬を連れて散歩に出たり、好きな誰かと夢見心地で暮らしたり、花をそだてたり、そういうこと全部だろう?   池澤夏樹 著『きみが住む星』より 散歩道でさかさまに咲くばらに出会って、下から見上げた日。 #緑と平和をそだてよう

明日死ぬかのように生きよ。 永遠に生きるかのように学べ。  マハトマ・ガンジー(インド独立運動の指導者) 「非暴力・不服従」という抵抗の方法があることを初めて知ったとき、深い感銘を受けました。 力を力で押し返すことなく貫きとおす意志は、この言葉のようにひたむきな覚悟によってこそ。 「善きことはカタツムリの速さで進む」ことをよくわきまえて、待ちつづける忍耐も。 その香りが、待ちわびた春をつれてきてくれる沈丁花。 鮮やかな常緑の葉にも由来して、花言葉は「永遠」。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

自然の世界は頭で考えただけの人工の世界とは違って、奥が深い。思いもよらないことが存在する。今の自分にわかることなど、たかが知れている。多くの人がそう思えるようになれば、未来はより豊かになり、世界はもっと幸福な場所に変わるはずである。(中略) 私は虫にだけ価値を置いてきたので、人間世界で価値がないとみなされるものがいかに豊かさを含んだ、良いものであるかを知っている。その意味では世界はいまだ宝の山である。  養老孟司「虫の春」(日本経済新聞3月2日朝刊)より 「早春」という名前のばらにお客さま。 冬ごもりしていた虫たちが姿を現す、きょうは啓蟄。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

雪降れば木ごとに花ぞ咲きにけるいづれを梅とわきて折らまし  紀友則『古今和歌集』より 今夜は雪。 千年前の歌人がうたった風景と、先日訪ねた梅林をかさねて思い浮かべています。 桜ではなく梅の吹雪に包まれたなら、それはまるで、やさしい雪景色。 花の魔術は時をこえて、いまも。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

いかなる権力にも、 いかなる圧力にも、 いかなる金力にも屈しないで、 正しいとおもったことを やりとげる、それには、 いささかな勇気が 要るというわけである。 そのいささかの勇気を、 いつも持ちつづけていたいと、 しみじみとおもうのである。  花森安治 著『灯をともす言葉』より きょうから核兵器禁止条約の第3回締約国会議がはじまります。 政府が参加しなくとも、現地へ向かう人々の勇気にエールをおくり、 心を寄せ続けることがきっと、力になると信じています。 広島市植物公園、つめたい雨の中でも凜と咲いていたばらの花を思い出して。 #緑と平和をそだてよう #暮しの手帖 #Peace&Plant

ナントでは公共緑地の費用対効果を管理費のみで評価するのではなく、公園利用者の増加率や、街全体の観光振興と人口数によって評価するよう、市長を含む自治体行政関係者に働きかけて予算を確保しています、そして同局の直営技師は、「役人集団」ではなく「夢を創造する仕掛け人・緑のパフォーマー」であり、市民に笑いや驚きなどの「幸せ」を届けるプロであれ、と指導されているのです。  藤井英二郎・水眞洋子ほか 著『街路樹は問いかける』より 「樹木憲章」に心ひかれつつ、昭和記念公園の花みどり文化センターを思い出しました。景観の仕掛けをデザインする「ランドスケープアーキテクト」のお手本として。 #緑と平和をそだてよう

遺産とは「残す」ものではなく、一生をかけて「育てる」ものだ。それは日々の実践だ。私たちは親や友人として、労働者や市民として、クリエイターや活動家として、地域社会の一員として、遺産を育てる。  ローマン・クルツナリック 著 松本紹圭 訳  『グッド・アンセスター わたしたちは「よき祖先」になれるか』より いまも育てられ続けている遺産――再生された梅林を訪ねました。 空も見えないほど暗い樹海になっていたというその場所は、清らかな香りに満ちて、とりどりの梅が咲き誇る、春の光の園でした。 先人からの贈り物を、時をこえて受け渡して下さった方々に思いをはせて。 #緑と平和をそだてよう #筑波山梅林

春のこと。 おじいちゃんと あたしは、てと てを つないで、 ゆっくり さんぽを したよ。おじいちゃんから、 「だいじょうぶ、どこにも いかないよ」って いわれても おじいちゃんの てを ぎゅっと にぎって、 春に うまれる いのちを みつけて あるいたの。  ジョセフ・コエロー 作 アリソン・コルポイズ 絵 横山和江 訳 『おもいではきえないよ』より 失ってはじめて気づく、その時間が、かけがえのないものだったこと。 発見のよろこびを思い出させてくれる花。 ともに休んだやさしい木陰。 その手のなかにあった幸福をいま、抱きしめて歩いています。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

あなたは今日も庭に立ち、 一本の木の言葉を聞いている。 それはとても小さなこと。 とるに足りないことかもしれない。 そのメッセージを受け取ったことさえ 気づかないかもしれない。 それでもいいよと風は吹き それでもいいよと花が咲いている。  俣野温子 著『泣きたいほど青い空』収録「メッセージ」より いつかふと思い出す。 あのとき受取りながら、わからなかったその意味に、 べつのかたちで再会して、きっと気づくときが来る。 だから、あせることなく。 変わらずに待っていてくれる緑の声に、耳をすまして。 #緑と平和をそだてよう #詩集 #Peace&Plant

如月の空は碧さを尽くしけり  鈴木省三(バラの育種家) 四季咲きのバラが、2月の空に差し出すように花をつけていました。 数々のうつくしいバラを生み出された育種家の鈴木省三氏は、その自伝で、すべてのバラは自分の作ったものではなく、「天の賜物である」と語っています。 花をそだてることは、天の力添えなくしてできることではない。 国際コンクールで受賞を重ねながらも、そんな謙虚な心で向き合い続けたからこそ、バラたちが応えてくれたのではないか、と思えました。 #緑と平和をそだてよう #伝記 #京成バラ園 #Peace&Plant

うっとりと 今 ここのわたしを 満開にしよう 今日は、今日の花 明日には、明日のつぼみが 待っている  みつはしちかこ 著『愛蔵版 小さな恋のものがたり』より つぼみの色も鮮やかな八重咲きの「御所紅」。 ひとつひとつのつぼみのなかに、ひとつひとつの小さな夢。 花びらで幾重にも包まれて、開くそのときを待っています。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

君ならで誰にか見せむ梅の花色をも香をも知る人ぞ知る  紀友則『古今和歌集』より その花の色と香りを、ほかの誰でもない君とこそ、ともに。 待ちわびた春のよろこびを、分かち合いたい人がいることも、幸福の証のひとつなのだと思います。 赤い萼と白い花びらのコントラストがうつくしいこの梅は「白加賀」。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

うめがさいたら うめのはなびらに うたをかこう はなびらひとつに うたがひとつ かぜがみつけて くばってあるく   シンブン シンブン   はなびらのシンブン  佐藤さとる 作『豆つぶほどの小さないぬ』より この梅の花に会いに、なつかしい街の梅林へ出かけました。 萼がみずみずしい若草色の緑萼梅(リョクガクバイ)。 中国からおくられた友好の梅と、はじめて知りました。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

わたしは、悲しかった気持ちを忘れたくない。悲しくなるほど大切だったと、覚えていたいの。どの気持ちもかけがえがない。人はそうやって、思いをふやしていくものではないかしら。  久保田香里 作『緑瑠璃の鞠』より 忘れてしまいたいほど悲しい記憶も、自分が生きた証だから、胸に沈めて、抱えつづける。 深い傷もいつしか浄化して、水底で光る結晶になるように。 白い実が愛らしいヒペリカム。 花言葉は「悲しみは続かない」、そして「きらめき」。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

 私が子どもの頃には、思っていても言えなかったことが、今は誰もが声に出すことができます。その、自由さ、強さを決して失ってはいけません。そのためにも、声を上げ続けましょう。私たちの声が小さくなったとき、世界は思いもよらない方向にねじ曲がっていってしまうかもしれないからです。  黒柳徹子 著 「自分の考えを素直に声に出し続けましょう」 『世界を平和にするためのささやかな提案』 収録より 大きな国や政府の権力に、大切な声がかき消されてしまわないように、この言葉をかみしめます。 「『戦争反対!』と堂々と叫べる今が、どれだけ幸せで平和であるかを、ぜひ改めて考えてみてください」 #緑と平和をそだてよう

 私やあなたの要望なんて、言わなきゃ誰もわからない。だから声に出して言えばいい。そのためには仲間が必要だ。私たちはお互いに違うけれども、より幸福に生きるために、多様な人々の多様な幸福を実現するために、力を合わせることはできる。  そうやってできる社会は、みんなのために善いことを、少しずつ実現していった成果でできているはずだ。  朴沙羅 著『ヘルシンキ 生活の練習はつづく』 多様であることがあたりまえの世界で、願いはつぼみ。 見すごされてしまわないよう手をつないで、精一杯背伸びする。 昨日よりもっとより善い世界へ、花を咲かせるために。 #緑と平和をそだてよう #共生 #Peace&Plant

「もっと綺麗になれる、もっと上手になれる、もっと賢くなれる、自分を信じて努力して、その結果生まれるのが、自信よ」  椹野道流 著 『祖母姫、ロンドンへ行く!』より 誇り高い人生の先輩のお供で、英国の旅へ。 リクエストは一流の宿。そのホスピタリティーに何度も救われながら、秘書役を果たした著者は、人生に対するこの上ない助言をもらいます。 うつくしく咲くための努力をけっして惜しまない花々。 とりわけ祖母姫を思わせる、真っ赤なばらのつぼみを見つけました。 #緑と平和をそだてよう #イギリス #旅行記 #Peace&Plant

「もし、ピアノを弾くことが本当に好きな人だけがピアノを教えてくれたら、世界はもう少し良いところになっているかもしれないよ。わたしは本当にそう思うんだ。人はそれぞれ、自分は本当は何をしたいのかということを、よく考えるべきだと思うよ」リップマンは言いました。  M.B. ゴフスタイン 作 末盛千枝子 訳『ピアノ調律師』 自分が心から求めているものを知ること。 憧れに向かって、無心に努力を重ねること。 その先でこそ鳴り響く、祝福の音色。 「人生で自分の好きなことを仕事にできる以上に幸せなことがあるかい?」 このバラの名前はファンファーレ。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

きみは春 ぼくの光 さあ 冬にさよならをいおう 窓をあけ 風を呼ぼう 春の光を だきしめよう  新藤悦子 作 こがしわかおり 絵『ロップのふしぎな髪かざり』より 人間の男の子に心をひかれた精霊(ジン)の女の子ロップ。 彼にとりつき、その心が抱える苦しみとあざやかな感情を分かち合うことで、ともに成長していきます。 よろこびとかなしみが交差する、切ないラストが忘れがたい物語です。 春風を受けとめて、自転車でお花屋さんを訪ねました。 やさしい青にひかれてムスカリをお迎えし、古株のアイビーと相席に。 一度きりのこの春を、分かち合って生きましょう。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

「コレクティブ」という言葉、魅力的ですよね。「一人ひとりは無力かもしれないけど、同じように考えている人ってけっこう世の中にたくさんいて、その共感を得て、集まって力を合わせていけば大きな力になっていく。一定以上の大きな力になれば、国の政治も無視することはできない。それを活かして政治をやっていかざるを得ない。だからみんなの力を集めていこう」という意味です。 宇野重規・岸本聡子 著 『民主主義のミカタ』 より 自分の知らないところで大切なことを勝手に決められるのは絶対に嫌で、「私だって何かできる、やりたい」という気持ちはみんなが持っている。 民主主義の力を信じる姿勢に共感。 #緑と平和をそだてよう

情報生産者とは、まだ見ぬコンテンツを世に送る者たち。そしてそれを公共財にしたいと願う者たちです。そのためにはあなた自身が「今、ここにないもの」を夢みる能力を持っていなければなりません。  上野千鶴子 著『情報生産者になる』より 自分をつかんで離さない、ほんとうに解きたい「問い」の出発点はつねに「わたし」から。その知的生産物を他の人々とシェアして公共財にすることをめざすのが、本来の「Publication」と教わりました。 シクラメンには篝火花(かがりびばな)という別名もあります。 鮮やかな火をいくつも差し出して、受け取る人を待つように。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

「「神も仏もそこらじゅうにいるんだよ。風が流れたときは阿弥陀様が通り過ぎたときだ。小鳥が鳴いたときは、観音様が声をかけてくれたときだ。そんな風に目に見えないこと、理屈の通らない不思議なことは世の中にたくさんあってな、そういう不思議を感じることができると、人間がいかに無力な存在かってことがわかってくるんだ。だから昔の日本人ってのは、謙虚で、我慢強くて、美しいと言われていたんだ」  夏川草介 著『始まりの木』より 未来のために過去を調べ、どこへ道をつなげていくべきかを考え、ささやかでも先々に灯火をともす―民俗学を学ぶ主人公に倣いたいと思います。 冬木立を駆ける風を感じて。 #緑と平和をそだてよう

読書体験はやはり「冒険」と呼ぶべきものです。物語を読むうちに、他者の考えかたや感じかたを想像する力が養われます。 違う立場の人の側からものを見ること、弱い人々、傷ついた人々に共感し、その共感を今の世界のさまざまな場面で活かすこと、そんな展望への道が開けるかもしれません。そのうえ、ひょっとすると、文化の違いをのりこえるための細い細い道筋や、「自分は何者でありたいのか」という問いへの小さなかけらを見つけることさえできる可能性を、あなたは手にしているのです。  佐藤和哉 著 『〈読む〉という冒険』より イギリス生まれの「パット・オースティン」を携え、今日は名作文学の森へ。 #Peace&Plant

さいわい、いまのところぼくはまだ大丈夫。いい本に恵まれて、なんとかやってるよ。人類が悲しい歴史を忘れずに、自分の負い目に背を向けず、知らない土地の人や身近なところの人のことを嫌ったり突き放したりせずに、自分にも人にも心をひらいて大切にしていきたいと思えるような、そういう本がある限り、希望を失うのはやめておこうと思っている。  奈倉有里 著『ことばの白地図を歩く 翻訳と魔法のあいだ』より 語り手は印刷機。世界を知る旅へと誘ってくれます。 運命の出会いは作れる。運命だと思いつづけていれば、いずれは運命になってくれる、という力強い励ましに、Destinyという名のバラを。 #Peace&Plant

 生きることは「働くこと」と「学ぶこと」だ。私は生涯学習を説明するときにいつもそう言ってきました。両者は不即不離の関係にある。(中略)  我々が生きる意味は「働くこと」によって実感される場面が多いけれど、それは「学ぶこと」によって裏打ちされている。だから生涯にわたって学び続けることに価値があるんです。  内田樹・寺脇研・前川喜平 著『教育鼎談』より 毎日、働くなかであたらしいことを学ぶ。 毎日、学んだことをいかして働く。 それを続けた先に、きっときれいな花が咲く。 睡蓮の花言葉は「清純な心」と「信頼」。 #緑と平和をそだてよう #RightsBooks #Peace&Plant

「暗闇を呪うより、1本のロウソクをともそう」  アムネスティ・インターナショナル、アンジェリーナ・ジョリー、ジェラルディーン・ヴァン=ビューレン 著 上田勢子 訳 『あなたの権利を知って使おう 子どもの権利ガイド』より 子どものあなたにも、「意見を表し、平和的な抗議をする権利がある」、と力強く語る本は、大人の胸にも響きます。 信じるものを伝えること、平和的に訴えること、対話を模索し続けること。 逆境のなかでも、世界をよりよくするためにできることはきっとある。 灯りをともすように咲いていた、このバラの名前はエリナ。 #緑と平和をそだてよう #Rightsbooks #Peace&Plant

「日本はオブザーバー参加を」  核兵器禁止条約締約国会議を控え 「被爆80年核兵器をなくす国際市民フォーラム」きょうから開催|朝日新聞 www.asahi.com/articles/AST... オンライン配信は無料で視聴できます。 2日目の明日は被爆樹木についてのプログラムもあります。 #緑と平和をそだてよう #HumanRights #Peace&Plant

臆病風に吹かれなければ、事は少しずつ動きだす。大切なことは、申し訳ないと思う気持ちをありがとうという気持ちに変えることだった。 それができれば自然と腹は据わってくる。調子にのることもなければ、間違うこともなくなっていく。   鹿子裕文 著『へろへろ』より 最期まで自分らしく生きられる場所が欲しい―ないならつくろう! 奮闘する人々の熱意と行動力に心から敬服。 希望を共有することで、壁は超えられる。不可能だった夢さえ現実にできる、というお手本に勇気づけられます。 北風の中で咲く椿のように「楽しもう、もがきながらも」と。 #緑と平和をそだてよう #HumanRights #Peace&Plant

わたしの命が、荒れくるう時間という海の中の、ちっちゃな、ちっちゃな、一番ちっちゃなあぶくであるとしても、わたしが幸せで、誠実で、信頼できる人間であること、きちんと暮らし、人生を愛していることは、いつまでも変わらず、大切なことなのです。  アストリッド・リンドグレーン 作 石井登志子 訳『ブリット‐マリはただいま幸せ』より のびやかな少女の声がきこえてくる、リンドグレーンのデビュー作。 「『この今』を夢中で生きている友」の一人として、主人公に共感します。 ローズマリーの花言葉は「誠実」「変わらぬ愛」そして「静かな力強さ」。 平和でたしかな日々の幸せを大切に抱きしめて。 #Peace&Plant

 悲しみの多いこの世を子供が生き続けるためには、悲しみに耐える心が養われると共に、喜びを敏感に感じとる心、又、喜びに向かって伸びようとする心が養われることが大切だと思います。  そして最後にもう一つ、本への感謝をこめてつけ加えます。読書は、人生の全てが、決して単純でないことを教えてくれました。私たちは、複雑さに耐えて生きていかなければならないということ。人と人との関係においても。国と国との関係においても。 美智子 著『橋をかける』より 世界をひろげる読書の力を「根っこ」と「翼」に例えた講演録は何度でも再読したい。「プリンセス・ミチコ」の曲線の花びらは、アーチ橋のよう。 #緑と平和をそだてよう

ピップル パップル しゃっくり とっくり おいしい おはなしのみ おちてこい  竹下史子 作 こがしわかおり 絵 『ちいさなおはなしやさんのおはなし』より 木からもらったきれいな実。おなべにいれて、おさとういれて、ことこと煮たら、毎回ちがう味がする、すてきな魔法のできあがり。 元気のないとき、薬をのむよりよくきいて、寒いときにはあたたかくなる。そんな魔法が使えたら。 せめて夏色の実をとりだして、風邪引きさんにとどけましょう。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

広島・長崎の街角で静かにたたずむ被爆樹木たち。 爆心地に向かって傾くその姿が語るメッセージとは? 世界へ旅立った被爆樹木2世の種のその後は? 環境デザインの視点から、被爆樹木の声なき声に耳を傾けてこられた鈴木雅和先生による講演です。 無料のオンライン配信もあるので、この機会にぜひ。 【被爆遺産の点・線・面 ― 原爆を記憶する樹木たち― 】 講師:鈴木雅和先生(筑波大学名誉教授) 日時:2月9日13:15〜14:30 会場:聖心女子大学宮代ホール 2025forum.nuclearabolitionjpn.com/speaker/778/ #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

 被爆樹木を一本一本の点として見るだけではなくて、鳥が空から見るように、面でとらえてほしいのです。わたしには、爆心地を中心に被爆樹木がとりかこみ、守っているような森のイメージが見えました。この森は、広島の街と一体化して人びとの生活のなかに存在しています。  無言の木から発せられる声をわたしたちがどうきくのか、これからのわたしたちの課題です。木は生きている被爆遺産です。被爆樹木がこれからもずっと健全に生きていけるよう守っていく必要があります。  石田優子 著『広島の木に会いにいく』より 鈴木雅和先生が伝えて下さった被爆樹木の声は、平和の種蒔きの大切な道しるべです。 #緑と平和をそだてよう

ウォルター・デ・ラ・メアは、子どもの心についてこう語っています。 「羽づくろいをし、食べものと水を選ぶのは、自然の本能だ。ヒワが荒野にひとりいて、アザミの種を歌と美と活力に変えるのも、また。」と。 わたしたちに、これを信じることができるでしょうか?  エリーズ・ボールディング 著 松岡享子 訳 『子どもが孤独(ひとり)でいる時間(とき)』より ひとりでいるときの喜びの記憶を大切にしたい。予定のない自由な時間に身をゆだねることこそが、人を創造的な活動に導くただひとつものものではないか、という提言はいまなお貴重。 子どもだけでなく大人もまた、孤独の意味を知らなければ。 #Peace&Plant

広島・長崎の街角で静かにたたずむ被爆樹木たち。 爆心地に向かって傾くその姿が語るメッセージとは? 世界へ旅立った被爆樹木2世の種のその後は? 環境デザインの視点から被爆樹木の声なき声に耳を傾けてこられた鈴木雅和先生による講演です。 無料のオンライン配信もあるので、この機会にぜひ。 【被爆遺産の点・線・面 ― 原爆を記憶する樹木たち― 】 講師:鈴木雅和先生(筑波大学名誉教授) 日時:2月9日13:15〜14:30 会場:聖心女子大学宮代ホール 詳細:2025forum.nuclearabolitionjpn.com/speaker/778/ #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

ことばは、愛情のしるしであり、あらゆる精神活動の土台です。 想像力は、人間を置かれた場所からより広い世界へはばたかせる翼です。 そして、本は、このふたつの力を育てるもっとも強力な手段です。  松岡享子(東京子ども図書館創設者・翻訳者・児童文学者) ギャラリーエークワッドで開催中の「本とおはなしの楽しさを子どもたちに 松岡享子からの贈り物」展に行ってきました。 shorturl.asia/A34yd 「大きな大きなマザーツリー」に例えられた、豊穣なお仕事とお人柄のぬくもりに触れられる展覧会。 「まじめは足りてます」というユーモア精神にも、改めて学びたくなりました。 #緑と平和をそだてよう

よい結果を残すことよりも、勝つことよりも、大事なのは、そこに自分の意志があるかどうか。そして、その意志が自分のためだけでなく、誰かのためにも働いていたら、何よりすてきだと思う。あなたの意志は、他人の目の届かない部分にも、ちゃんと表れる。誰かを変える力を持っている。  『世界を平和にするためのささやかな提案』 収録 文月悠光 著 「ゆるせますか?」より   日常を離れて一人になれる場所―例えば公園の木の下で、心を満たす時間を過ごす。至らぬ自分もまるごとゆるせるよう祈る。そんなふうに始める平和への一歩に共感しました。 このばらの名は「パラダイス」。楽園は自分の中から。 #Peace&Plant

幸福を感じるのには童心とか、無心とか、素直さとか言うものが必要である。  武者小路実篤名言集『生きるなり』より しばらく通らなかった道で、思いがけず出会った梅の花。 連なる白い花は、小さな幸福のしるし。 あと少し、あともう少し。 やさしい春の足音に、耳をすませて。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

人生を一つの河と見なせばよくわかると思う。蛇行で生じる澱みは、河が河らしくあり、さらによりよい河となるための、欠かせない栄養素なのだ。深く美しい緑色となるには絶対的に必要なものなのだ。「急げ」というのはけっしてせっかちということではない。それはおそらく、激しくであり、真摯にであり、注意深くであり、確実に、ということにちがいないと私は受けとめている。  吉本由美 著『じぶんのスタイル』 より スタイリストの著者は、開高健さんの言葉「悠々として急げ」をモットーに、「寄り道してたくさんのことを見てみよう」と語ります。 蛇行を重ねて回り道した先でも、喜びの花は咲く、と。 #Peace&Plant

わたしは人が本を手にとるときの、その純なこころの動きが好きだ。そう意識しなくてもその人は、少しでもよい人間になりたいと願い、目のまえの本に触れているように見える。  辻山良雄 著 『小さな声、光る棚 新刊書店Titleの日常』より まだ見ぬ知への憧れと願い。 本の前に立つときのこころの動きに、心から共感します。 そしてそれは、ひらく花に出会ったときにも、通じる気がしています。 その懸命なうつくしさを前にして、少しでもこんなふうにまっすぐに生きられたら、と願うのです。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

「一歩一歩進んでいきましょうよ。いいと思うこと、できそうだと思うことを、一つずつやっていきましょう」 子ども食堂にゴールなんてない。強いて言えば、ゴールを先へ先へと遠ざけていくことがゴール。すなわち、続けることそのものがゴール。  小野寺史宜 著『とにもかくにもごはん』より 地に足をつけて現実に向き合いながら、それでもあたたかく周囲を巻きこんでいく主人公の姿勢に学びたくなる物語でした。 できることは限られていても、無力ではないから、一歩一歩。少しでも望む方へ。 黄色のこのばらの名前は「フー ペルネ デュッシェ」。敬愛する先人に捧げられた花。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

散歩をすると 好きな唄を 想い出す。 散歩をすると 唄を好きだった事を 想い出す。  森雅之 著『散歩手帖 ポケットに憧れを入れて歩こう』より 北風のつめたい日も、散歩道にはすてきな発見があります。 今日の収穫は、目にもあざやかなセンリョウ。 「富」や「財産」など、縁起のよい花言葉がたくさんありますが、なかでも「恵まれた才能」が好きです。 誰もがその人だけの「才能」に恵まれているはずだから、「好きなもの」を手がかりにして、そのひとつひとつを見出して磨いていくことが、人生の醍醐味だと思うのです。 ルビーのように輝く、この実のように。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

被爆樹木に関する講演情報詳細がアップされたので再掲します。 【被爆遺産の点・線・面 ― 原爆を記憶する樹木たち― 】 講師:鈴木雅和先生(筑波大学名誉教授) 2025forum.nuclearabolitionjpn.com/speaker/778/ 日時:2月9日13:15〜14:30 聖心女子大学宮代ホール/オンライン配信(無料) 鈴木雅和先生は、被爆樹木が爆心地にむかって傾く特徴を発見された方です。 ヒロシマ・ナガサキの木たちが語るメッセージ、そして世界中に旅立った被爆樹木2世の種たちのお話を聴ける貴重な機会を、どうぞお見逃しなく。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

核兵器禁止条約 3月の締約国会議に与党議員派遣の方向で調整 | NHK www3.nhk.or.jp/news/html/20... 被団協のノーベル平和賞受賞の重みを受けとめるならば、形だけのその場しのぎでなく、正式参加を。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

教えなくてはならない一番大事なこと、それは誰にでも幸せに生きる権利があること、つまり人権があるということです。いろいろ難しく考えなくていいのです。たとえ対案をまったく出せなくても、わたしたちには戦争や環境汚染、原発のない世界を要求する権利があります。なぜかと言うと、わたしたちには幸せに生きる権利=人権があるからです。  ダニー・ネフセタイ 著『どうして戦争しちゃいけないの?』より 「生徒たちに、自分も他人も尊重できて、幸せに生きる方法を教えています」と語るフィンランドの数学の先生。それを「真実」と受けとめる著者に共感しました。平和はおとぎ話ではない、という提言にも。 #緑と平和をそだてよう

自分自身を幸せにするためにほかの人たちも幸せにする必要がある。 与えることで受けとることができる。  D・カーネギー 著『道は開ける』より うまくいかないことも、もちろんあるけれど、それでも。 分かち合うことで何倍にもひろがる力を、信じているから、 あきらめずにノックを続けます。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant

「戦争」の対義語は「夢」生徒らは班学習で言葉を探す  大堀みきさん(2025年歌会始入選者) あたりまえの日常も、ささやかな希望も奪い去ってしまう恐ろしいもの――その対義語を、こんなうつくしい言葉に見いだすことのできる想像力に感嘆しました。 何よりも強力な抑止力となるその感性が、どうかいつまでも失われることのないように。大人の私たちもまた、忘れることのないように。 戦時下の隠れ家で、日記に夢を綴った少女・アンネの形見のばらを添えて、今日の記録にのこしておきます。 #緑と平和をそだてよう #Peace&Plant