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chiki.bsky.social
有意義、なるものからの自由
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その⑥ 『ATTENTION SPAN(アテンション・スパン) デジタル時代の「集中力」の科学』 マルチタスクとは、実は「並列思考」ではなく「切り替えの速さ」であるが、現代は人にマルチタスクを要求し続けるくせに、集中を妨げる刺激も溢れている。現代人、デジタル疲れやばい。 amzn.to/3ZWyRC4
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その⑤ 『人生後半の戦略書』 津田大介氏のポストを見てこっそり購入。推論、目新しいものに飛びつくなどの「流動的知性」は40代がピーク。だが、経験の参照、後輩の指導など「結晶的知性」はその後も伸びる。知性を単線で捉えない分析が面白い。自己啓発書を擬態した科学本。 amzn.to/40f6jFn
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『友人関係の心理学』 友情について分析した心理学研究を網羅的にまとめた一冊。人は一般に、年齢、ジェンダー、社会階層などが類似している友人を作りやすい(ホモフィリーの原理)。だがその戦略には、性格特性などによる差異も。職場の仲間やペットまで幅広く分析。 amzn.to/3W4aXDx
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その③ 『パーソナリティのダークサイド』 サディズム、ナルシシズムのほか、(目的のために手段を選ばない)マキャベリズム、(自分が損をしても相手を傷つけたい)スパイトなど、人の性格特性のなかのダークサイドについて解説した一冊。人を笑うためでなく、理解のために。 amzn.to/4gAFzou
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その② 『ニューロダイバーシティの教科書』。年齢やジェンダー、出身地以外にも、人には発達特性や神経特性に幅がある。現代の社会は、例えば「朝起きれる」「集団に属せる」といった特定の発達特性を持った人を自明視してしまいがち。社会、学校、職場への包摂を問う一冊。 amzn.to/3DE5gpG
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ですねー。もっと操作性が高いと良いが、しかしこの無骨さもブルスコの味とも言えますし。
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タグ機能がもう少し使いやすくなると、あれこれ捗ると思うブルよ
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あらゆる場所は接続される。「熟議」を試みる場所を作っても、その場を荒らすことは容易だ(今や選挙演説や集会も、動画向けのアテンション素材を作る舞台になっている)。 かつての「晒し」への躊躇は薄まり、なおかつ今は「切り取り」が推奨される。たまたま自分は、比較的スローで、場所性もあるラジオを続けている。一方で、ラジオも「切り取り」を避けることはできないし、積極的に動画コンテンツ化も進められる。政治系podcastの動向を見ても、意図的な単純化や扇状的フレーズの多様化が広がっている。 メディアは全体としての生態系を作り上げており、自分は常にその一部。どんな応答が可能か、探りながらマイク前にいる。
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「熟議」は一見崇高な建前にみえるけれど、<賢人となり、クレバーな意思決定の達成しよう>という趣旨で使うのには限度がある。「熟議性民主主義」を巡る議論を僕が面白いなと思ったのは、それが「仕組み」の模索だったから。 一度いまあるリソースをテーブルにのせつつ、他者を否定しないという安心性を確保しながら、合意形成に時間をかける。これはある意味では、<速度>との向き直しであり、<場所>の再設計をしようという呼びかけだったと思う(余談だけど、加速主義という言葉は相当に誤用あるいは意味の拡散があるので、使うのは控えている)。
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言葉として使うことは僕もあるが、その用法には気をつけようという話ですた。
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・「縦の旅」という議論は、暗黙に「下への旅」を意味しているように思うが、「上への旅」はどうか。富裕層やビックテックなど、意思決定力を持つ集団への注視の重要度はかつてないほど上がっている。 ・「上への移動」(見て帰るような「旅」ではない)が困難な状況において、経済政策、労働政策、差別対応は、いずれも人権上、重要な意味を持つ。「縦」と「周縁」は単純に割り切れるものではない・ ・SNSを通じて可視化される情報をもとに、イマジナリーな外部集団を描く作業から自由になるのは、容易ではない。周縁化された問題に取り組む行為を、「横への旅に過ぎない」と切り離すこともまた、集団間対立への参加表明となる。
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他、気になるところ ・「縦の旅/横の旅」という分類思考は、マイノリティ問題を階層問題から外し、「すでに対等な横との旅にすぎない」とされる危険性を持つ ・アメリカ経済への対策は、バイデン-カマラもトランプも「ひどい政策の見本市」のように見えた。トランプの政策を公約通り進めればインフレは加速する(減税、非正規移民の大量送還)。「縦の旅」を行えば、双方マシな政策を打ち出せたのだろうか。机上のインテリ/現場の実感という線引きは、誤った政策選択を加速する面もある。 ・国外で起きている紛争も、縦の旅からは排除されやすい。「縦の旅」というナラティブは、優先順位を巡る綱引きと密接に結びついている。
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発話行為が、「縦の旅をしている自分/していないあいつら」という線引きを作り上げる点にも注意が必要だ。「反-外部集団」の論理を経由することで、むしろ現実分析から遠ざからないかを危惧している。 何を「下」に位置付けるのかという線引きも、恣意的になりがちだ。例えば各種のマイノリティ問題は、社会階層や所得の低さ、メンタルヘルスの悪化などと結びつきがちだ。それを分析をするアカデミシャン、支援活動するNGO、寄付で支える企業家、取材報道をするメディア、対策を議論する政治家。それらが芯を食っているかの批判は重要だが、「インテリは縦の旅ができていない」と一括りにすることは、現実の矮小化となってしまう。